性被害に合わないための物件選びポイント
4月からの新生活、転勤で一人暮らしを予定している女性のみなさん。物件選びは終わりましたか?
お部屋探しがまだの方は女性の一人暮らしで安心、安全な日々を過ごせるポイントを紹介しますので、お部屋探しの参考にしてください♪
お部屋探しはセキュリティを第一に

駅へのアクセス、周辺施設など立地や家賃も大切ですが、こんな怖い思いをして結局引っ越すことになってしまうケースが後を絶ちません。
- ストーカーにあった
- 不審者に後をつけられ、玄関前まで来た
- 夜にガスが使えなくなったり、水がでなくなった
- 夜中にドアノブをガチャガチャ回された
- 不審者にインターホンを鳴らされた
- 下着泥棒にあった
- 侵入窃盗被害にあった
- 隣人トラブルがあった
防犯は被害にあうまでピンとこないもの。ですが被害にあってからでは遅いのです。
水と安全はタダの時代はとっくに終わりました。
予算の関係もありますが、防犯性の高い物件選びを意識しましょう。
性犯罪、窃盗被害にあいにくくなる
防犯性の高い物件は不審者からの付きまとい、侵入窃盗、性犯罪被害にあいにくくなります。
不審者は侵入しにくく防犯カメラのある物件を狙ってまでリスクを負いません。
防犯性の低い物件を狙った方がリスクが低く、そうした物件を好んで狙います。
防犯に絶対はありませんが、物件選びで防犯を意識するだけでも、被害にあう可能性をグンと下げることができます。
自分だけでなく親も安心

防犯性の高い物件はまだまだ少なく、人気も高く家賃も高めですが、自分だけではなく大切な娘が一人暮らしを始めるとなると親御さんも関心が高いと思います。
自分の安心は親の安心でもあります。
親御さんからのアドバイスや経済的な援助を頼りにするのは命と財産を守るための手段の一つです。
性犯罪にあいにくい物件選びのポイント
防犯性の高い物件とは防犯設備だらけの要塞のような建物ではありません。
犯罪者を諦めさせる設備、立地、環境のことを言います。
犯罪者を諦めさせるセキュリティの高い物件を選ぶポイントを紹介します。
女性向け・女性専用賃貸物件を探してみる
女性向け・女性専用賃貸物件は女性が安心して暮らせる設備がついていたり、2階以上は女性が優先して入居できたり、男性の入居や立ち入りを禁止している物件です。
男性が建物内に入ってくることがないので安心して暮らせます。
そのかわり、女性専用賃貸物件の場合は男友達や彼氏、父親を部屋に招けません。
女性向け・女性専用賃貸物件は女性が安心して過ごせるよう、夜中でも照明がついている、人通りのある道路に面している、周囲の見晴らしが良いなどの立地になっていることが多いのも特徴です。
物件数はまだまだ少ないですが、お部屋選びで優先的に探したい物件です。
夜でも明るい

マンション内はもちろん、マンションの周辺が暗くならない物件を探しましょう。
内見では廊下、階段に照明設備があるか確認しましょう。
周辺道路の街灯も要チェックです。
駅からの帰宅経路で街灯がなく真っ暗では不審者に狙われる可能性が高くなります。
不審者も人目につかず、暗い場所を好んで犯行におよぶからです。
広い道路に面している
歩道のある広い道路に面していると不審者が近寄りにくくなります。
車通りではなく、人の往来に注目しましょう。
人通りが多いということは、犯行時に目撃される可能性が高いということ。
いざという時も近くの人に助けてもらえる環境ということです。
オートロック付きマンション

大前提としてオートロックに防犯性能はありません。
多くの方がオートロック付きだから安心と思っていますが、オートロックは簡単に突破できます。
ですが、不特定多数をマンション内に入れない役割は無視できません。
いきなり玄関に来るよりは、エントランスの集合玄関でインターホンを鳴らされた方が不審者の見分けができます。
逆に言えば、エントランスからインターホンが鳴らなかったのに、玄関のインターホンが突然鳴ることがあれば最大限の警戒が必要になるということです。
カメラ付きインターホン

カメラ付きインターホンが使われている部屋を選びましょう。
音声のみでは配送業者なのか不審者なのかわかりません。
カメラ付きインターホンには録音機能付きのものが多いので、いざという時に警察に証拠として提出できます。
例えば侵入窃盗犯はインターホンをとりあえず鳴らして、応答があるかないか、部屋の電気がついているかどうかで留守にしている時間帯を調べます。
カメラ付きインターホンであれば、事前に身の危険を察知することができます。
内廊下、内階段
一昔前は高級マンションやタワーマンションだけの特徴だった内廊下、内階段は一般的な賃貸マンションでも採用されてきています。
外階段、外廊下は柵を超えたり、隣接する建物の塀から飛び移るなどしてマンション内に侵入されてしまう可能性があります。
内廊下、内階段の物件は外部からの侵入経路になりにくいというメリットがあります。
さらに内廊下、内階段の物件は防犯カメラの画角設定、光量設定、水気・粉塵対策が圧倒的に楽で、防犯カメラを設置する最良の環境でもあります。
廊下や玄関前が清潔なのも内廊下、内階段の良いところですね。
ベランダの近くに電柱や植木、街路樹がない

住居への侵入経路の6~7割が窓からの侵入です。
特にベランダからの侵入は多く、ベランダの近くに電柱や引き込み線の支柱、街路樹、高い塀がないかもチェックしましょう。
もしあったとしても、ベランダから足場となる位置から2m以上離れていれば大丈夫です。
窓に補助錠がついている(つけることができる)

ベランダに侵入されても窓に補助錠がついているだけで、犯行を諦めさせる可能性がとても高くなります。
一般的なベランダはクレッセントという半円形の掛け金がついているだけですが、厳密にはこれは鍵ではありません。
侵入者にとっては朝飯前で突破できてしまいます。
クレッセントのあたりのガラスを割ったり、バーナーで焼き切ったりすれば1分もあれば侵入できます。
ベランダサッシの上下に窓用補助錠をつけるだけで侵入に時間がかかり諦める可能性が高まります。
窓の補助錠がなくてもホームセンターやネット通販でも簡単に手に入り、女性でも簡単に取り付けられますので、入居したらぜひ設置しましょう。
郵便受けの郵便物が見れなくなっている

郵便受けに入っている郵便物は個人情報の宝庫です。
宛先を見ることで、氏名はもちろん、どんなサービスを利用していて、どんなことに関心が強いかを読み取ることができます。
ゴミ出しの時、ゴミ袋の中の郵便物が目印になって、どのゴミ袋があなたの部屋のゴミなのかも特定できます。
郵便受けに郵便物がたまっていると不審者や侵入窃盗犯に狙われやすくなります。
郵便受けの中が見にくい構造になっているものを選びましょう。
もちろん、郵便受けは鍵がかけられるものが良いです。
防犯カメラが設置されている

防犯カメラは近年のセキュリティの主流で、夜間でも鮮明に記録できたり、不審者の動きの人間を追跡する機能があるものまで登場しています。
防犯カメラは非常に大きな抑止力になります。
エントランス、階段、廊下、エレベーター内に防犯カメラが設置されていれば、ひとまず安心ですし、防犯意識の高いマンションだと言えるでしょう。
玄関に補助錠が付いている

プロの侵入犯は古い鍵だと30秒もかからずにピッキングで玄関の鍵を開けれます。
物件選びでは「安心のディンプルキー」とありますが、ディンプルタイプの鍵も簡単に開けられる方法があります。
そこで重要なのが補助錠がついているかどうかです。
メインの鍵穴の上下どちらかに、もう一つ鍵がついているだけで防犯効果が2倍以上になります。
玄関から侵入しようとする不審者も補助錠が付いている時点で諦める可能性が高くなります。
建物内、近隣の挨拶がしっかりしている

鍵や防犯カメラやオートロックなどマンションの設備ばかりが重視されがちですが、意外にも一番防犯効果があるのが住人同士の挨拶です。
不審者が一番嫌がるのがマンション住人や地域住人の連携なのです。
つまり、すれ違った人には挨拶をしたり、声かけをする習慣が定着している地域やマンションは、それだけで不審者の犯行を思いとどまらせる効果があります。

不審者は声をかけられるのが大嫌い。
少しでも不審な行動はできないという心理的な抑圧から「この地域は無理だ」と諦めさせる効果がとても高いんです。
人間関係の基本は挨拶から。
人間関係が希薄になりがちな都会の暮らしこそ挨拶をすることは自分のためにもなるということを知っておきましょう。
物件が大手警備会社と契約している

警備会社と提携しているマンションは防犯意識が高い印象を不審者に与えられます。

SECOMやALSOK、CSPなどの大手警備会社のステッカーがマンションエントランスや窓ガラスに貼ってある物件は侵入を検知するセンサーや防犯カメラが設置されていて、警報が鳴ると15分以内に警備員が現場に急行します。
侵入窃盗犯の場合、犯行は5分以内に終わってしまうので取り押さえることはありません。
そもそも、あまり知られていませんが警備員は泥棒を捕まえることはありません。
警察のように身柄確保したり、追いかけたりすることはないんです。
ですが性犯罪となると話は別です。
建物内で不審者に襲われても警備員がかけつけてくれるので、犯行が未遂で終わる可能性が高くなります。
全部でなくてもできるだけ当てはまる物件を
ここで紹介したセキュリティの高い物件選びのポイントに全部当てはまる物件は本当に少ないです。ほとんどないと言っても良いかもしれません。
それこそ高級マンションやタワーマンション、繁華街の好立地に立つような家賃のとても高い物件になってしまいます。
全部でなくても4~5個当てはまる物件でも入居後の安心感が違います。
もう一度、おさらいも兼ねて内見のチェック項目に加えてみましょう。

まずは女性向け賃貸物件、女性専用賃貸物件を探してみましょう。
不動産仲介業者さんに上記のポイントを事前に伝えてみるのも良いでしょう。
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