【MDMA】可愛すぎるドラッグに注意!その見分け方とは?

2月 9, 2020

こちらの錠剤。とても可愛いですよね。

ラムネみたいで、どんな味かちょっと気になってしまう人も多いのではないでしょうか。

ところが、これ。麻薬なんです!

MDMA』という麻薬で、小さくていろいろな形に加工できるので、企業のロゴやキャラクターにかたどられています。

麻薬が可愛いデザインになっているわけ

MDMA
Several pills of MDMA (Extasy) on white table distributed by drug dealer

麻薬と聞くと白い粉をイメージされるかもしれませんが、MDMAのような錠剤タイプは麻薬に対する抵抗感をなくすために、小さくて可愛いデザインになっています。

大麻もタバコタイプやチョコ、クッキー、キャンディーの形をしているものがあったりと、みなさんが持っている麻薬のイメージからかけ離れています。

麻薬が可愛いデザインになっているのは、理由がもう1つあるんです。

街やCMでよく見かける企業ロゴ、車のエンブレム、キャラクターのデザインが多いですよね。

それを目にすると無性にMDMAが欲しくなるという記憶の関連づけを狙っているんです。

テレビを見てても、スマホを見てても、街を歩いてもMDMAを連想させてしまうというわけです。そうすることで、麻薬の売人はたくさん売り捌くことができますからね。

この可愛いデザインのせいで、10歳の子供が誤飲してしまい、中毒症状を起こしてしまったという痛ましい事故も海外では起きています。

MDMAを見分ける方法は?

「これ、食べてみる?」なんてお裾分けされたら、ついつい食べてしまいそうですよね。

こちらのアンパンマンの形をした錠剤はMDMAではありません。

ただのラムネです。

こちらもMDMAではなく、ただのビタミン剤です。

でも最初に見たポップでキュートなデザインのMDMAを見た後だと、麻薬に見えてしまう不思議…。

どうやってMDMAを見分ければ良いのでしょうか。

その方法はあるのでしょうか?

錠剤だけで見分けるのは困難

虫眼鏡を覗き込む女性

錠剤の状態でお菓子なのかMDMAなのかを見分けるのはとても難しいです。

本物のお菓子に似せられているものもあり、見た目では判別できません。

錠剤の状態で見分けて判別できないなら、箱の状態から取り出されれば安心!

…とはいかないのです。

空箱にMDMAを詰めたら、カモフラージュできてしまいますよね。

じゃあ!
未開封の箱から開けてもらったものなら大丈夫じゃない!?

…これも怪しいです。

おそらく、「未開封の箱からもらったものなら大丈夫」という対策方法は誰もが思いつくことです。

お菓子そっくりなMDMAがあるなら、お菓子の箱そっくりなMDMAの入れ物があるかもしれないと考えたほうが自然です。

味で判別しようにも情報が少なくあてにできない

騙されたり、誤ってMDMAを口にしてしまった時、味の違いで分かるのではないかと思うかもしれませんが、味覚で判別するのもあてにできません。

基本的にはMDMAは無味無臭。粉をデンプン質で固めたものなので、味を付けようと思えば、どんな味もつけられます

そもそも、口にしてはいけません!!!

信頼のおける人以外からもらったお菓子は断ろう

指をバツにするスーツ姿の女性

MDMAは麻薬の入門的な違法薬物で、ゲートウェイドラッグと言われています。

イベントやクラブなどで簡単に入手できてしまうそうです。

MDMAをすすめてくる輩の常套句が

みんなやってるよ

依存性はないから安心して

気分が落ち着くよ

これ美味しいよ、食べてみる?

ぜ~~んぶ嘘です。

MDMAを摂取すると脳内組織を破壊し、一生治りません。

一生です。

MDMAの摂取をやめたとしても飲酒した時や、似たような形のお菓子、錠剤、刻印されたロゴマークを目にすることでフラッシュバックしてしまい、MDMAを摂取したいという激しい衝動に襲われ極度のストレスを受けます。

一生です。

意図せず麻薬を摂取してしまいかねない時代です。

一緒に買い物して買ったお菓子を分け合うくらいしか信用してはいけません。

家族や古くからの親友など、信頼のおける人以外からお菓子をすすめられても、もらわないと心に決めましょう。MDMAを誤って摂取しないための対策は残念ながら、このくらい用心しなければならないのです。